【10月21日 AFP】ロードレース世界選手権、第16戦オーストラリアGPは21日、MotoGPクラス決勝が行われ、プラマック・レーシング(Pramac Racing)のヨハン・ザルコ(Johann Zarco、フランス)が同クラス初優勝を果たした。

 ザルコは手に汗握る展開となった最終ラップでチームメートのホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)とドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)を抜き、チェッカーフラッグを受けた。

 総合首位のバニャイアが0秒201差の2位に入り、タイトルを争うマルティンとの差を27ポイントに広げた。

 グレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Fabio Di Giannantonio、イタリア)が3位、レッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)のブラッド・ビンダー(Brad Binder、南アフリカ)が4位に続いた。

 ポールポジションから出たマルティンは27周中26周でトップを走ったが、最後の最後でリアのソフトタイヤが持ちこたえられず、5位でフィニッシュ。今季残り4戦となる中、年間優勝へ向けて痛い結果となった。(c)AFP