【10月18日 AFP】タイのセーター・タウィーシン(Srettha Thavisin)首相は18日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領をタイに招待したと明らかにした。タイ政府によると、プーチン氏は招待を受け入れたが、日程は決まっていない。

 ベトナム政府によると、同国もプーチン氏を招待し、受け入れられた。

 ロシアによるウクライナ侵攻で、プーチン氏は国際的に孤立しており、友好国は限られている。

 国際刑事裁判所(ICC)はプーチン氏に対し、ウクライナ占領地からの子どもの連れ去りに関与したとして逮捕状を出している。

 タイはICCの設立条約である国連(UN)の「ローマ規程(Rome Statute)」に署名していない。

 セーター氏とプーチン氏は17日夜、中国の巨大経済圏構想「一帯一路(Belt and Road)」国際協力サミットフォーラムに合わせて会談し、貿易・文化分野における関係強化について協議した。

 セーター氏は18日、「プーチン氏を来年タイに招請した」「プーチン氏は(タイの人気リゾート)プーケット(Phuket)島が気に入っていて、よく旅行すると聞いている」と話した。

 今年に入って、100万人以上のロシア人がタイを訪れている。タイは先に、ロシア人のビザ(査証)の滞在期間を30日から3か月に延長した。(c)AFP