【10月18日 AFP】フランス・パリのルーブル美術館(Louvre Museum)で、展覧会「ノートルダムの至宝(Treasures of Notre-Dame)」が開催されている。

 2019年の火災をまぬかれた120点以上が展示されている。

 同展を共同キュレーションしたアンヌ・ディオン(Anne Dion)氏は、火災の翌日に被害をまぬかれた作品の一部をルーブル美術館の倉庫に移動させていたとし、研究の良い機会になったと語った。

「これらの芸術品は、1792年のフランス革命で一度消えてしまったことを理解しなければならない。展覧会では、彫刻、絵画、写本を通じて革命前の時代を再現することが課題となった」と話した。

 さらに「革命後の第1帝政時代にナポレオン(Napoleon Bonaparte)はノートルダム大聖堂で戴冠式を行うことを決めた。それ以降、ノートルダムは権力との結びつきを強め、強力な政治的役割を果たすようになった」と続けた。

 会期は2024年1月29日まで。(c)AFP