【10月16日 AFP】ロードレース世界選手権、第15戦インドネシアGPは15日、MotoGPクラス決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の昨季王者フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が見事な走りで優勝。ライバルとなるプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)がリタイアしたため、総合争いでトップに返り咲いた。

 バニャイアは13番手スタートながら4周目までに表彰台圏内に浮上すると、素晴らしい追い上げを披露し、ガレージは歓喜に沸いた。アプリリア(Aprilia)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)が僅差の2位、モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が3位に入った。

 対するマルティンは、第14戦日本GPに続くスプリントとの2冠を目指し、6番手スタートからトップに立って序盤は圧巻の走りを見せたが、その後に転倒リタイアの悪夢を味わった。

 これにより、今季残り5レースでバニャイアがマルティンと18ポイント差の総合トップに浮上した。(c)AFP/Jack MOORE