【10月14日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は13日、ベルギーGP(Belgium Grand Prix)について、契約を1年延長して2025年シーズンまで開催すると発表した。

 ベルギーGPが行われるスパ・フランコルシャン(Spa-Francorchamps)は、全長7.004キロメートルというF1屈指の長さを誇り、選手権が初開催された1950年にもカレンダーに入っていた伝統あるサーキット。これまでに通算56回のGPが開催されている。

 F1のステファノ・ドメニカーリ(Stefano Domenicali)最高経営責任者(CEO)は、「スパはF1と同義であり、ファンとドライバーにも非常に人気があるので、2025年までパートナーシップを延長できることをとてもうれしく思う」と述べた。

 同サーキットは近年、収容人数増加などの大幅な改修が行われたばかりで、今季のGPには38万人が来場した。一方で、特に雨天で視界が悪くなった際の安全性の問題も指摘されている。

 今年7月のフォーミュラ・リージョナル欧州選手権(Formula Regional European Championship)では、18歳のオランダ人選手が雨の中でクラッシュして死亡。2019年のフォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)では、フランス人ドライバーのアントワーヌ・ユベール(Anthoine Hubert)選手が同様の状況で命を落とした。(c)AFP