【10月12日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は11日、イスラエルがパレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)の奇襲に対する報復としてレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を攻撃していることについて、「国家の振る舞い」ではなく「恥ずべき」だと非難した。

 エルドアン氏は「民間施設への爆撃。民間人の殺害。人道支援の妨害。これらを成果として示すのは国家ではなく組織の行動だ」「組織のように振る舞うならば、相応の扱いを受けることをイスラエルは忘れてはならない」と述べた。

 エルドアン氏は通常、自国と西側同盟国がテロ組織に指定している反政府武装組織「クルド労働者党(PKK)」を指す際に「組織」という言葉を使う。

 さらに「われわれは戦争には倫理が必要で、両当事者がそれを尊重しなければならないと考えている。だが、イスラエルとガザでは、この原則が著しく侵害されている」として、「イスラエル領内での民間人の殺害」と「絶え間ない爆撃にさらされているガザの罪のない人々に対する無差別虐殺」を非難した。(c)AFP