動画:イスラエル軍、領内でハマス戦闘員1500人の遺体確認
発信地:エルサレム/その他
[
中東・北アフリカ
]
このニュースをシェア
【10月11日 AFP】イスラエル軍は10日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の戦闘員1500人の遺体をイスラエル領内で確認したと発表した。イスラエルはガザ地区への空爆を続けている。
また、ボランティアの救助グループはイスラエル南部に位置するキブツ(生活共同体)のベエリ(Beeri)に7日朝、ハマスの戦闘員が侵入する様子を捉えた監視カメラの映像を公開した。
イスラエル軍報道官は報道陣に対し「イスラエル領内のガザ地区周辺でハマス戦闘員約1500人の遺体を確認した」とし、ガザ地区との境界付近では、治安をある程度確保できたと述べた。
「昨晩からの侵入者はいなかった。だが、再び侵入が起きる恐れはある」
報道官はさらに、イスラエル軍は国境地帯に35大隊を配備したと述べ、「今後の作戦に向けてインフラを整備している」とした。
ハマスは7日朝、大量のロケット弾をイスラエル領内に向けて発射、侵入した。大規模攻撃によるイスラエル側の死者は900人を超えた。
イスラエルは報復として、ガザ地区のハマスに対する大規模な空爆や砲撃を実施。ガザ地区ではこれまでに687人が死亡した。
10日未明、イスラエル軍はガザ地区内、特に北部リマル(Rimal)地区と南部ハンユニス(Khan Yunis)のハマスを標的に攻撃を行った。
映像前半はイスラエルのキブツ・ベエリに侵入するハマス戦闘員ら、7日撮影・10日公開。後半はガザ地区への空爆、10日撮影。(c)AFP