【10月10日 AFP】台湾は10日、建国記念日に相当する「双十節」を迎えた。祝賀式典で蔡英文(Tsai Ing-wen)総統は、中国からの圧力が強まる中で台湾の民主主義は前進してきたと述べ、人々は今後も何世代にもわたって「自由」であり続けると述べた。

 蔡氏は双十節の演説で「台湾の民主主義は、内外からの多くの圧力に直面しながらも成長し、前進してきた。われわれは強靭(きょうじん)さを高めて切り抜けてきた」と述べた。

 また「今後、何世代にもわたって民主的で自由であり続ける」とし、台湾に暮らす2300万人の「国家主権と民主的で自由な生活を守ること」が自らの使命であると明言した。

 中国は台湾を自国の領土と主張しており、近年、蔡政権に対して軍事的および政治的な圧力を強めている。(c)AFP