【10月7日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2023)の現王者でチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)に所属するプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)は6日、来季からボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)へ移籍すると発表した。

 ログリッチは、2024年まで契約が残っているユンボ・ビスマを去ることになり、「チーム変更は自分にとって未知の領域だが、このステップを楽しみにしている」とコメントした。

 2016年に加入したユンボ・ビスマでは、19年から21年までブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana)3連覇を成し遂げたほか、今季はジロ・デ・イタリアでも総合優勝を飾り、三大ツール(グランツール)で4個のタイトルを獲得。20年のツール・ド・フランス(Tour de France 2020)では、11日間にわたってマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を維持し、総合優勝に迫った。

 東京五輪では男子個人タイムトライアルで金メダルに輝き、リエージュ~バストーニュ~リエージュ(Liege-Bastogne-Liege)やパリ~ニース(Paris-Nice)、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(Criterium du Dauphine)などでも優勝を経験している。

 ユンボ・ビスマではヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)とエースの地位を分け合ってきたが、ボーラに移籍することで、来年7月のツールなどでは以前より自由に勝利を狙えるようになると思われる。(c)AFP