【10月6日 AFP】台湾・台北に向かうタイ・ベトジェット(Thai Vietjet)の機内で4日、乗客の手荷物から生きた動物30匹以上が見つかり、押収された。

 動物には赤ちゃんカワウソ2匹、赤ちゃんカメ28匹、マーモット1匹が含まれていた。

 現地メディアによると、数匹が逃げ出して機内をはっていたことから発覚した。

 タイ・バンコクのスワンナプーム国際空港(Suvarnabhumi Airport)は、人的ミスから検査をすり抜けたと説明した。

 同空港は5日夜、「防犯カメラの映像を検証したところ、密輸業者は外国人2人で、手荷物をX線検査にかけたことが分かった」「係員の1人が不審に思い、別の係員に手荷物を開けさせようとしたが、検査を行わず、そのまま通過させた」と述べた。

 手荷物を適切に検査しなかった係員は、調査が終わるまで停職処分となった。

 台湾当局が、密輸業者2人の捜査を進めているという。

 タイは野生生物密輸の主要中継拠点とされており、中国やベトナムが主な密輸先であることが多い。(c)AFP