【10月5日 AFP】米中央軍(CENTCOM)は4日、イランから押収した弾薬をウクライナに供与したと発表した。米国では共和党議員らの反対により、対ウクライナ支援継続への疑念が強まっており、今後も押収された軍需物資がウクライナに提供される可能性が示唆された。

 同軍の声明によると、7.62ミリの小火器用弾薬約110万発が2日、ウクライナに供与された。

 弾薬は昨年12月、イラン革命防衛隊(IRGC)が支援先のイエメンの反政府勢力フーシ派(Huthi)へ供与する途中で、米海軍が押収。司法省の申し立てを通じて、今年7月に米政府が弾薬の所有権を得ていたという。

 米国防総省は3日、ウクライナへの軍事的支援は「あと少し」は続けられるとはいえ、長期的な支援を継続していくには議会の承認が不可欠だと指摘していた。(c)AFP