【10月8日 Xinhua News】中国黒竜江省(Heilongjiang)ハルビン市(Harbin)で百年以上にわたって継承され、発展してきた「紅腸(赤ソーセージ)」はすでにハルビンが誇る「都市の名刺」となり、都市との融合を深めつつ、人気を全国に広げている。紅腸の製法が2007年、省の無形文化遺産リストに登録された。

 120年以上の歴史を持つ大手企業、ハルビン秋林里道斯食品のブランドマネージャー、劉暉(Liu Hui)氏は「スモーキーな風味は正統なハルビン紅腸の『魂』であり、職人技の神髄は薫製のプロセスに凝縮されている」と述べた。ベテラン職人から教えを受けて薫製技術を完全に身に付けるには、少なくとも10年はかかるという。

 生活関連サービス大手の美団のフードデリバリーデータによると、7月以降、ハルビン名物「紅腸」のデリバリーの売上高は前年同期比20%増となり、「紅腸デリバリー」を取り扱う商店数は30%増加した。(c)Xinhua News/AFPBB News