【10月4日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は3日、グループステージ第2節の試合が行われ、グループAではマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United、イングランド)が2‐3でガラタサライ(Galatasaray、トルコ)に敗れ、開幕2連敗となった。

 ラスムス・ホイルンド(Rasmus Hojlund)のゴールで2度先行したユナイテッドだったが、ガラタサライはウィルフレッド・ザハ(Wilfried Zaha)とケレム・アクトゥルコール(Kerem Akturkoglu)がそのたびにゴールを決めて追いついた。

 するとユナイテッドは76分、GKアンドレ・オナナ(Andre Onana)のミスからピンチを招くと、カゼミーロ(Casemiro)が必死のタックルをしたところでPKを献上し、退場処分を受けた。

 このPKを外してしまったガラタサライのマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)だったが、81分にはそれを帳消しにする決勝点を挙げた。

 同組の試合ではバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich、ドイツ)が2‐1でFCコペンハーゲン(FC Copenhagen、デンマーク)を下して首位に立っており、ユナイテッドはそこから勝ち点6差の最下位に沈んでいる。

 グループBのアーセナル(Arsenal、イングランド)は敵地でランス(RC Lens、フランス)に1‐2で敗れ、今季公式戦初黒星を喫した。

 ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)のゴールで先制した後、同点に追いつかれたアーセナルは、前半途中にブカヨ・サカ(Bukayo Saka)が負傷交代となった。

 するとランスは69分にエリー・ワイ(Elye Wahi)が逆転ゴールを決めると、そのまま逃げ切った。

 同組のもう1試合ではPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven、オランダ)がホームでセビージャFC(Sevilla FC、スペイン)とドロー。勝ち点を4位に伸ばしたランスが首位に浮上し、勝ち点1差でアーセナルが続いている。

 グループCのレアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)はジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)の1ゴール1アシストの活躍もあり、3‐2でナポリ(SSC Napoli)に勝利した。

 先制を許したレアルだったが、移籍加入後大車輪の活躍を続けるベリンガムがビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)の同点ゴールをお膳立てすると、さらには自ら勝ち越し弾を決めた。ナポリはその後ピオトル・ジエリンスキ(Piotr Zielinski)のPKで同点に追いついたものの、GKアレックス・メレト(Alex Meret)が不運にもオウンゴールを献上し、レアルに白星を許した。

 グループCのもう1試合では、ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin、ドイツ)がホームでSCブラガ(SC Braga、ポルトガル)に2‐3で敗れた。

 またグループDでは、インテル(Inter Milan、イタリア)がベンフィカ(Benfica、ポルトガル)に1‐0、レアル・ソシエダ(Real Sociedad、スペイン)がレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg、オーストリア)に2‐0でそれぞれ勝利している。(c)AFP