【10月4日 AFP】インドネシア・バリ(Bali)島当局は3日、ヒンズー教寺院で裸で瞑想(めいそう)していた外国人を捜索していると発表した。瞑想する様子を捉えた動画が拡散していた。

 ヒンズー教徒が大部分を占めるバリ島では、島の文化への敬意を欠く行為が相次いでおり、当局は取り締まりに乗り出している。

 問題の動画は地元インフルエンサーが週末に繰り返し投稿し、再生回数は数十万回に上っている。

 当局は裸で瞑想した外国人の身元をすでに突き止めているが、名前と国籍は公表されていない。

 観光に依存するバリ島は、毎年数百万人の外国人が訪れる。だが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)後の受け入れ再開以降、わいせつ行為で国外退去させられる事例が目立っている。

 6月にはオートバイで公道を走行中に裸になったデンマーク人女性が国外退去を命じられたほか、4月にも神聖視されている木の前でヌード写真を撮影したロシア人女性が島から強制退去させられた。(c)AFP