【10月3日 AFP】国際自動車連盟(FIA)は2日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)へ参入する11番目のチームとして、元F1レーサーのマイケル・アンドレッティ(Michael Andretti)氏が代表を務めるアンドレッティ・フォーミュラ・レーシング(Andretti Formula Racing)を承認したと発表した。

 新規参戦チームを評価するプロセスは3段階あり、フェーズ1でエントリーした4団体のうち、今回のフェーズ2から進んだのはアンドレッティ・フォーミュラ・レーシングの一つだけだった。しかし、グリッドに着くためには、最終フェーズでF1の興行主である米リバティメディア(Liberty Media)と合意することが必要となる。

 FIAは1月、2025年または2026年シーズン以降のF1で新規参入を目指すチームに向けて、プロセスを公開した。

 一方、既存チームの大半は、来シーズンのカレンダーが史上最多24レースが予定されていることから、規模の拡張に反対している。

 アンドレッティ氏は、1978年にF1で世界王者となったマリオ(Mario Andretti)氏を父に持ち、米モータースポーツ界の名門一族として知られている。

 同氏が所有するアンドレッティ・グローバル(Andretti Global)は今年、米国自動車大手ゼネラル・モーターズ(General Motors)と提携し、キャデラック(Cadillac)ブランドを冠してF1参戦を目指すと表明していた。(c)AFP