【10月1日 AFP】米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第44回ライダーカップ(The 44th Ryder Cup)は30日、イタリア・ローマのマルコ・シモーネG&CC(Marco Simone Golf and Country Club、パー71)で2日目が行われ、欧州選抜が10.5対5.5とリードして最終日のシングルスを迎えることになった。

 初日を5ポイントリードして終えた欧州選抜は、午前中のフォアサムでビクトル・ホブラン(Viktor Hovland、ノルウェー)/ルドビグ・オーベリ(Ludvig Aberg、スウェーデン)組が大会新記録となる9アンド7でスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler)/ブルックス・ケプカ(Brooks Koepka)組を破るなど3勝1敗とし、通算9.5対2.5とリードを拡大。

 午後のフォアボールは、最終試合に登場したパトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)/ウィンダム・クラーク(Wyndham Clark)組が、残り2ホールで1ポイントを追う展開からロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)/マシュー・フィッツパトリック(Matthew Fitzpatrick、イングランド)組に逆転勝ちするなどし、米国選抜が3勝1敗として点差を戻した。

 欧州開催では30年ぶりとなるライダーカップ制覇へ向けてかすかな望みをつないだ米国選抜だが、最終日に4ポイント以上の差をひっくり返して優勝したケースは過去になく、ホーム開催で7連勝を目指す欧州選抜の優位に変わりはない。(c)AFP/Terry DALEY