【9月30日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)は29日、プールAの試合が行われ、ニュージーランドはSHアーロン・スミス(Aaron Smith)がハットトリックを達成するなど計14トライの猛攻を見せ、イタリアに96-17で大勝した。

 リヨン(Lyon)で行われたこの試合で、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は他に主将のアーディ・サベア(Ardie Savea)、ウィル・ジョーダン(Will Jordan)、デーン・コールズ(Dane Coles)がそれぞれ2トライを挙げた。

 さらに、マーク・テレア(Mark Telea)、ブロディー・レタリック(Brodie Retallick)、ダルトン・パパリイ(Dalton Papali'i)、ダミアン・マッケンジー(Damian McKenzie)、アントン・リエナートブラウン(Anton Lienert-Brown)もそれぞれ1トライを記録。リッチー・モウンガ(Richie Mo'unga)がコンバージョンキック9本、マッケンジーも同4本を決めた。

 この試合では、サム・ホワイトロック(Sam Whitelock)がオールブラックス最多記録となる149キャップ目を飾った。

 サベアは「われわれは才能ある選手がそろっている。きょうはかなり自由なラグビーができた。それこそ、自分が仲間たちに望んでいるプレーだ。今週全力を注いできたことが、今夜は報われた」とコメントした。

 一方のイタリアは、アンジェ・カプオッツォ(Ange Capuozzo)とモンターナ・イオアネ(Montanna Ioane)が1トライずつ決めたが格の違いを見せつけられ、一方的に敗れた。

 この試合の点差は、ニュージーランドがイタリア戦で記録したものとしては、1999年のW杯で101-3で勝利したのに次いで2番目に大きな数字となった。

 プール初戦でフランスに敗れた後、ニュージーランドは勝利したナミビア戦とイタリア戦で合計25トライ、167点を記録。次週はウルグアイと対戦し、準々決勝に進出すれば、相手はアイルランドになるとみられる。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN