【9月28日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領の愛犬「コマンダー」が、ホワイトハウス(White House)内で大統領警護隊(シークレットサービス)の隊員にまたかみついた。これでコマンダーの「かみつき事件」は、報告されているだけで少なくとも11件目となった。

 ジャーマンシェパードのコマンダーは、まだ子犬だった2021年にホワイトハウスに迎え入れられた。

 大統領警護隊のアンソニー・グリエルミ(Anthony Guglielmi)報道官は、25日夜に隊員がコマンダーと接触し、かみつかれたと明かした。隊員は構内で手当てを受けたという。

 バイデン大統領夫妻は、先にかみつき問題が起きた際に、コマンダーに再訓練を受けさせる意向を示していた。

 ジル(Jill Biden)氏の報道官エリザベス・アレクサンダー(Elizabeth Alexander)氏はAFPに対し、「以前にも述べた通り、ホワイトハウスはペットにとってストレスの多い環境になり得る」との見方を示し、「大統領一家は、ホワイトハウス内で起きる、時に予測不可能な出来事にコマンダーが適応していけるよう、手助けしていく方法を引き続き模索していく」と説明した。

 バイデン大統領夫妻が以前飼っていたジャーマンシェパードの「メジャー」も、ホワイトハウス生活への適用に問題があった。2021年に少なくとも1回のかみつきがあり、デラウェア州にあるバイデン氏の自宅に一時送り返され、追加訓練を受けていた。その後、一家の友人に引き取られた。(c)AFP