【9月25日 AFP】男子ゴルフ、DPワールドツアー(DP World Tour、欧州ツアー)、オープン・ド・フランス(Cazoo Open de France 2023)は24日、仏パリ近郊のル・ゴルフ・ナショナル(Le Golf National、パー71)で最終日が行われ、久常涼(Ryo Hisatsune)がバックナインで猛チャージを見せて優勝を飾り、日本勢では3人目となる快挙を果たした。

 ルーキーイヤーの久常は3日目を終えて首位と4打差と優勝争いからは脱落したかに思われていたが、この日はバックナインで五つのバーディーを奪ってスコアを「66」とし、通算14アンダーでタイトルを手にした。

 約1年前に欧州ツアーの出場権を獲得したばかりの久常は、1983年に日本人選手として同ツアー初優勝を果たした青木功(Isao Aoki)、そして松山英樹(Hideki Matsuyama)に続く欧州タイトル獲得を遂げた。

「あす日本に帰る。ビジネスクラスにアップグレードしようかな」と冗談も飛ばした久常は、「きょうは自信があったし、かなり運もあった。バックナインでは結果を考えていなかったし、自分のゴルフに集中した」とコメントした。
 
 通算12アンダーでジョーダン・スミス(Jordan Smith、イングランド)とジェフ・ウィンザー(Jeff Winther、イングランド)が2位タイに並び、通算11アンダーでラスムス・ホイガード(Rasmus Hojgaard、デンマーク)が4位に入った。また比嘉一貴(Kazuki Higa)が通算9アンダーで6位タイとなった。

 会場のル・ゴルフ・ナショナルでは、来年のパリ五輪のゴルフ競技が行われる。(c)AFP