【9月22日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は22日、同国を訪問したシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領と浙江(Zhejiang)省杭州(Hangzhou)市で会談し、新たな「戦略的パートナーシップ」を発表した。

 アサド氏の訪中は2004年以来。今回の訪問で、自国の内戦からの復興に向けた経済支援を要請するとみられている。

 国営新華社通信は、「習主席とシリアのアサド大統領が22日、中国・シリア戦略的パートナーシップを共に発表した」と伝えた。

 また、中国中央テレビ(CCTV)が放送した映像で、習氏は両国関係について「国際情勢の変化という試練に耐えた」と述べた。

 アサド氏は2011年の内戦勃発以降、中東諸国を除けば、中国などごくわずかな国しか訪問していない。内戦では50万人以上が死亡し、数百万人が家を失い、国内のインフラと産業は壊滅状態に陥った。

 アサド氏は翌23日に、杭州市内で開かれる第19回アジア競技大会(Asiad)の開会式に出席する予定。(c)AFP