【9月22日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するアルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は21日、ダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)とリアム・ローソン(Liam Lawson)と二つのシートを争っている中で、チームには「3シート」が必要かもしれないと語った。

 アルファタウリは先月の第14戦オランダGP(Dutch Grand Prix 2023)で、ベテランのリカルドがフリー走行中に手を骨折するアクシデントに見舞われた。そのため直近3レースではリザーブドライバーのローソンが代役を務め、前週の第16戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2023)では予選10番手に入り、決勝でも見事に9位入賞を果たした。

 アルファタウリで3季目を迎えている角田はこの日、第17戦日本GP(Japan Grand Prix 2023)に向けた会見で、来季はリカルドとローソンのどちらと並んで走りたいか聞かれると「チームが競争力を求めてマシンを開発していくなら、ダニエルの方だろう。だが、同時にリアムも最初の3レースで、すぐに良い結果を出した」とコメント。

「話しづらい」話題だとしつつ、「チームの考え方次第だ。もっと結果を求めるならダニエルの方が選びやすいだろう。彼は経験値が高い」と述べ、「リアムの最高成績は9位で、自分は(今季は)一度も9位まで到達していない。もしかしたら、リアムとダニエル。いや、3シートかな」と口を濁した。

 来季の自身のシート状況については「まだ確定していない」と明かした。(c)AFP