【9月21日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は20日、グループステージ第1節の試合が行われ、グループAではバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich、ドイツ)が4‐3でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United、イングランド)に勝利した。

 独王者バイエルンと苦境に立つユナイテッドによる、1998‐99シーズンの決勝と同じ組み合わせは開幕節最大の試合となっていたが、その期待にたがわぬ一戦となった。

 ホームのアリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)でバイエルンは28分、リロイ・ザネ(Leroy Sane)のシュートがユナイテッドのGKアンドレ・オナナ(Andre Onana)の手をすり抜けて先制ゴールを決めると、その4分後にはジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)のお膳立てからサージ・ナブリー(Serge Gnabry)が追加点を決めた。

 49分にラスムス・ホイルンド(Rasmus Hojlund)が1点を返したユナイテッドだったが、直後にクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)のハンドでPKを取られると、これをハリー・ケイン(Harry Kane)に決められた。終盤、ユナイテッドのカゼミーロ(Casemiro)に点差を縮められた直後にマティス・テル(Mathys Tel)がチーム4点目を決め、さらにカゼミーロに再び得点が許すという目まぐるしい展開となったが、バイエルンは強豪同士の一戦を制した。

 同組のもう1試合ではガラタサライ(Galatasaray、トルコ)が2点差を追いついてFCコペンハーゲン(FC Copenhagen、デンマーク)と2‐2で引き分けており、バイエルンが組首位に立っている。

 グループCのレアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)は、後半アディショナルタイム4分にジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)が決勝点を挙げ、大会初出場のウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin、ドイツ)を1‐0で下した。ベリンガムは今季公式戦6試合で6ゴール目を決めており、レアルでのキャリアで見事なスタートを切っている。

 同組のナポリ(SSC Napoli、イタリア)は敵地でSCブラガ(SC Braga、ポルトガル)に2-1で勝利し、次節はホームでレアルを迎え撃つ。

 16‐17シーズン以来のチャンピオンズリーグ出場となったアーセナル(Arsenal、イングランド)は、PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven、オランダ)に4‐0で快勝した。ブカヨ・サカ(Bukayo Saka)、レアンドロ・トロサール(Leandro Trossard)、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が前半に得点したアーセナルは、後半のマルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)の得点で試合を締めくくった。

 グループBのもう1試合ではセビージャFC(Sevilla FC、スペイン)とランス(RC Lens、フランス)が1‐1で引き分けている。

 グループDに入った昨季準優勝のインテル(Inter Milan、イタリア)は、レアル・ソシエダ(Real Sociedad、スペイン)と1‐1でドロー。レッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg、オーストリア)は2‐0でベンフィカ(Benfica、ポルトガル)を下した。(c)AFP/Andy SCOTT