【9月20日 AFP】エクアドルのガラパゴス国立公園(Galapagos National Park)は19日、ガラパゴス諸島(Galapagos Islands)で初めて鳥インフルエンザウイルスの感染例が確認されたと発表した。同諸島には、進化論に着想を与えた固有種の鳥類が生息している。

 同園によれば、見るからに具合が悪い3羽から鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスの陽性反応が確認された。

 ガラパゴス諸島は、独特の求愛行動をするアオアシカツオドリや固有種のペンギン、ウ、アホウドリなど、多様な固有種が数多く生息する野鳥の楽園。英国の生物学者チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)は、1835年に同諸島でフィンチ類やマネシツグミ類を研究した後、進化論を提唱した。

 エクアドル環境省によれば、本土から約1000キロ離れたガラパゴス諸島には「在来種および固有種の鳥類が78種」生息している。

 同国当局は昨年12月、鳥インフルの世界的な流行が南米に及んだのを受け、ガラパゴス諸島にモニタリングシステムを導入したと発表していた。

 鳥インフルAは従来、季節性だったが、2021年以降は年間を通じて世界中で発生している。専門家はこうした状況が、過去最大の流行につながったと指摘している。

 鳥インフルの治療法はない。野鳥間で自然に広がり、家禽(かきん)に感染することもある。(c)AFP