【9月19日 AFP】米国のロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官は19日、ウクライナへの供与を約束した主力戦車「エーブラムス(Abrams)」が間もなく引き渡されると述べた。

 昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、米国は430億ドル(約6兆3500億円)以上の安全保障支援を約束しており、主力戦車の供与はその一環。

 オースティン氏はドイツで開催された、ウクライナ支援国で構成する「ウクライナ防衛コンタクトグループ(Ukraine Defense Contact Group)」会議の冒頭に、「M1エーブラムスが間もなくウクライナ入りする」と発表。同戦車で使用する徹甲弾として、劣化ウラン弾も供与されるという。

 オースティン氏はまた、ウクライナ国防省の汚職をめぐり更迭されたオレクシー・レズニコフ(Oleksiy Reznikov)氏に代わり、今月初めに任命されたルステム・ウメロフ(Rustem Umerov)国防相を歓迎。防衛コンタクトグループの会議は「ウメロフ国防相自身から、展望や優先事項を聞く機会だ」と述べた。(c)AFP