【9月19日 東方新報】日中平和友好条約締結45周年記念事業「チャイナフェスティバル2023」が9月9日午前、東京都の代々木公園で開会した。開会式には、呉江浩(Wu Jianghao)駐日大使と丁玥(Ding Yue)夫人、福田康夫(Yasuo Fukuda)元総理など、日中各界の代表を始め、南アフリカ、カンボジア、ラオス、スリランカなどの大使館関係者、そして一般市民が開会式に参加した。

 呉江浩大使は開会式で以下の祝辞を述べた。「チャイナフェスティバル」は中国駐日本大使館と日中友好団体、華僑・華人が共同で作り上げた由緒あるイベントで、長年にわたり両国各界から広く注目を集め、強力な支持を受け、中日民間交流促進の面で積極的な役割を果たしてきた。45年前、条約は法的形式で、両国間の恒久的な平和友好関係を発展させるものとすると規定し、両国の交流に対して恒久的で、時が経つほど価値が出るという原則と方向性を確立した。私たちは一人でも多くの日本の方が中国を訪れ、現代中国の発展と変化を肌で感じ、中国社会の湧き上がる活力を体感し、より客観的で真実の立体的な「中国式近代化」を見届けることを歓迎したい。

 福田元総理は、「チャイナフェスティバル2023」の盛大な開会を祝い、以下のメッセージを述べた。各方面の共同の努力により、「チャイナフェスティバル」の参加者は年々増加し、人気を博し、日中友好交流の一大イベントとして、今後もさらなる発展が期待されている。「チャイナフェスティバル2023」では、中国各地の美食を味わえるほか、中国の歴史文化も体験できる。この機会に、両国が民間交流を強化し、日中友好を推進していくことを願っている。両国が人的・文化的交流を続ける限り、日中関係は必ず改善・発展していくだろう。

 在日中国企業協会の王家馴(Wang Jiaxun)会長は、在日中国企業協会が設立されてから23年、長きにわたり中日友好交流活動に取り組み、企業の社会的責任(CSR)を積極的に実践してきた。日本で地震や台風等の災害の際、また新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の際には、多額の寄付を行ってきた。同協会は、すべての関係者と共に、中日平和友好を促進し、中日経済・貿易協力の美しい未来を切り開いていきたいと述べた。

 今回の「チャイナフェスティバル」は9月9日と10日の2日間にわたって開催され、会場には文化展示や交流体験、企業と地方のプロモーション、飲食、物産展示などの80ブース以上が設けられた。メイン舞台では20以上の素晴らしい文芸プログラムが次々に披露された。多くの日中のメインストリームメディアが現場で「チャイナフェスティバル2023」の盛況ぶりを報じた。(c)東方新報/AFPBB News