【9月19日 CGTN Japanese】『日本秘蔵中国侵略戦争写真実録』全4巻が18日午前、中国東北部の吉林省(Jilin)長春市(Changchun)で公開されました。偽満皇宮博物院編著で山東画報出版社から出版された書物です。

 同書には、貴重な歴史的写真1407点が収録されています。初公開された写真の一部は1931年から1945年まで、日本の中国侵略戦争中に日本人自らが戦争を記録したもので、日本が中国の領土を武力侵攻し、中国の資源を略奪し、被占領区に対して残酷な軍事植民地支配を行った歴史的犯罪を直観的かつ全面的に記録したものです。

 注目すべき点は、一部の写真が当時の日本軍部の審査により「不許可」の印が押され、公表が禁じられたことです。これらの写真から、中国を侵略した日本軍が戦争中に犯した罪を隠密し、戦争を粉飾し、意図的に真実を抹殺した醜悪な姿を見て取ることができます。

 同書は全4巻で構成されています。第1巻は『戦争への駆り立てと粉飾』、第2巻は『戦時機密の保守と秘匿』、第3巻は『武力による中国侵略と戦場での暴行』、第4巻は『不法占有と経済の収奪』です。2018年から偽満皇宮博物院の作者チームが写真を収集し、さらに整理、研究、編集して、校正を繰り返した上で、18日の一般公開の運びに至りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News