【9月18日 AFP】23F1第16戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2023)は17日、決勝が行われ、フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)がポールトゥウィンを飾り、レッドブル(Red Bull)のシーズン全勝を阻止した。

 シンガポール中心部の市街地コースを周回するナイトレースで、サインツはスタートからトップを譲ることなく、昨季の第10戦英国GP(British Grand Prix 2022)以来となるキャリア2勝目を記録した。

 一方、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)は、フレッシュなタイヤに履き替えて逆転優勝に向け猛追をしていた中で最終周でクラッシュし、非常に悔しいリタイヤとなった。

 マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)は、見事なドライビングでメルセデス勢を抑えて2位でフィニッシュ。メルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)はラッセル脱落後に3位に入り、フェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が4位に続いた。

 ドライバーズ選手権のリーダーで10連勝中だったレッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は5位で終了。レッドブル勢は今週ペースをつかみ切れず、今季初めて表彰台を逃した。

 以下、アルピーヌ(Alpine F1)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が6位、マクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が7位、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が8位に入った。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の新人リアム・ローソン(Liam Lawson)は9位でゴールし、F1わずか3戦目で初ポイントを獲得。ハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)もポイント圏内の10位を記録した。

 アルファタウリの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は1周目でリタイアに終わった。(c)AFP/Daniel HICKS