【9月16日 AFP】ドイツ全土で15日、気候変動対策を求める運動「フライデーズ・フォー・フューチャー(Fridays For Future、未来のための金曜日)」が呼び掛けたデモが行われ、首都ベルリンでは約1万2000人が参加した。

 ハンブルク(Hamburg)やミュンヘン(Munich)などの大都市でもそれぞれ1万人が行進した。参加者は「気候ではなく制度を変えろ」「地球が涼しければ私は今、学校にいる」などと書かれたプラカードを掲げた。

 かつて生徒や学生が授業を休んで抗議する「金曜日ストライキ」として始まった「フライデーズ・フォー・フューチャー」の集会だが、最近のドイツでは開催頻度が減っていた。代わりにより過激な行動が増加。交通量の多い交差点や高速道路での座り込みなどが行われている。

 ドイツは、2045年までに気候中立(温室効果ガス排出量の実質ゼロ化)を達成するという目標を掲げており、2030年までに1990年比で65%削減するとしている。(c)AFP