【9月14日 CGTN Japanese】中国の復旦大学、英国のケンブリッジ大学などの研究者が11日、英誌「ネイチャー・メンタルヘルス」に発表した論文によると、英国バイオバンクの約29万人を追跡調査した結果、「健康的な食事」や「定期的な運動」など7つの健康的なライフスタイルがうつ病リスクの大幅な低下につながることが分かりました。

 うち、「健康的な睡眠(毎晩7~9時間)」による影響が最も大きく、うつ病リスクを22%低下させることができるとのことです。リスク低下の割合は、「非喫煙」が20%、「頻繁な社会とのつながり」が18%、「定期的な運動」が14%、「座りっぱなしの回避」が13%、「適度な飲酒」が11%、「健康的な食事」が6%です。

 これら健康的なライフスタイルの中で継続可能な種類に基づいて調査対象者を3グループに分けました。ライフスタイルが良くない人に比べて、うつ病リスクは、中間グループの人は41%低く、ライフスタイルが良好な人は57%低いとのことです。

 うつ病リスクは遺伝的要因に関連していますが、ライフスタイルが病気に与える影響がより大きいことも分かりました。遺伝的リスクにかかわらず、健康的なライフスタイルはうつ病リスクを下げる助けになります。一方、ライフスタイルが良くなければ、人体の免疫系や新陳代謝に影響を与え、うつ病になる可能性が高くなります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News