【9月14日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2023)は13日、第17ステージ(ポラデアリャンデ~ラクルスデリナレス、124.4キロ)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が制した。

 同じくユンボ・ビスマのセップ・クス(Sepp Kuss、米国)は粘りの走りで3位となり、総合首位を守ったが、この日2位に入ったチームメートのヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)との差は29秒から8秒まで縮まった。

 予想に反して優勝に最も近い位置につけているクスだが、ここからは第18ステージで待つ三つの登りと、起伏の激しい第20ステージをしのぎ切らなくてはならない。総合優勝へ向けて最大の脅威となるのが、チームリーダーのヴィンゲゴーだが、ヴィンゲゴー自身はクスに優勝してもらいたいと話している。

 ヴィンゲゴーはこの日のステージ後、「チームとしてステージを制し、総合ワンツースリーをキープしたかった」と明かし、「セップが(総合首位の)ジャージーを着ていてうれしい。今回のブエルタは彼が勝つところを見たい」とコメントした。(c)AFP