【9月13日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2023)は12日、第16ステージ(リエンクレスプラヤ~べヘス、119キロ)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)が優勝した。

 ツール・ド・フランス(Tour de France)2連覇を飾ったヴィンゲゴーは、残り4キロとなった最後の登りでアタックし、独走でゴールした。これで総合2位に浮上し、第8ステージから同首位に立つチームメートのセップ・クス(Sepp Kuss、米国)との差を29秒に縮めた。クスと1分33秒差の同3位には、3度のブエルタ優勝を誇る同僚のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)がつけている。

 今ステージ前には、ユンボ・ビスマのネイサン・ファンホーイドンク(Nathan Van Hooydonck、ベルギー)がベルギーで自動車事故を起こし、病院に搬送される出来事があった。ヴィンゲゴーはスポーツテレビチャンネルのユーロスポーツ(Eurosport)に対して「親友のためにも勝ちたかった」と話し、勝利を喜んだ。(c)AFP