【9月12日 AFP】米国務省のマシュー・ミラー(Matthew Miller)報道官は11日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が北朝鮮の金正恩(Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記と近く会談するとみられていることについて、ロシアがウクライナ侵攻で苦戦を強いられていることの表れだとの見方を示した。また、武器供与が決まれば追加制裁を導入すると警告した。

 ミラー報道官は記者団に対し、プーチン氏の行動について「援助を懇願」しようとしていると指摘。「(ロシア、北朝鮮の)両国に対し、北朝鮮がロシアに武器を供与すれば国連安全保障理事会(UN Security Council)決議違反になることを念押ししておきたい」と語った。

 その上で、「われわれはロシアの戦争継続を支援する存在には当然、積極的に制裁を科してきた。そうした制裁を維持するとともに、必要なら新たな制裁の導入もちゅうちょしない」と言明した。(c)AFP