【9月12日 AFP】モロッコで8日に発生したマグニチュード(M)6.8の地震による死者は少なくとも2862人、負傷者は2562人となった。内務省が11日、発表した。捜索・救助活動は時間との闘いになっている。

 モロッコ政府は10日、第1陣としてスペイン、英国、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)の救助隊を受け入れると表明。英国は、救助隊60人と捜索救助犬、救助機材を送るとしている。

 アトラス山脈(Atlas Mountains)の麓では多くの家が日干しれんがで建てられているため、複数の集落が丸ごと壊滅した。

 モロッコで起きた地震の死者数としては、1960年に南西部アガディール(Agadir)を襲った地震で1万2000〜1万5000人が死亡して以来最多となっている。(c)AFP