【9月11日 AFP】ニュージーランドで最も危険な山の一つ、タラナキ山(Mount Taranaki)で、男性が登山中に600メートル滑落したものの、雪の上に落ちたため軽傷のみで生還した。警察が11日、明らかにした。

 男性は、タラナキ山の登頂を目指していたグループの一人で、頂上に近づいた際に滑落。氏名は公表されていない。

 警察は、事故があったのは9日午後で、男性は軽傷を負ったと発表。「ここ最近の春の天気で氷が緩み、雪がクッションになった。生きているのは非常に幸運だ」としている。

 同じエリアでは2021年に2人、16年に1人が滑落して命を落としている。

 山岳安全協議会によると、タラナキ山は国内で「最も多くの犠牲者が出た山」の一つに数えられ、登山は通年難易度が高いという。(c)AFP