【9月11日 AFP】女子ゴルフ米国ツアー、クローガー・クイーンシティー選手権(Kroger Queen City Championship presented by P&G 2023)は10日、米オハイオ州シンシナティ(Cincinnati)のケンウッドCC(Kenwood Country Club、パー72)で最終日が行われ、中国の殷若寧(Yin Ruoning)が通算14アンダーで3位に入り、世界ランキング1位に浮上することが決まった。

 中国の女子選手が世界1位になるのは、2017年11月〜18年4月にトップに立った馮珊珊(Feng Shanshan、フォン・シャンシャン)に続き史上2人目。

 今季は6月の全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2023)でメジャー初制覇を果たした20歳の殷は「大きな意味がある。夢がかなった」と喜んだ。

 大会は、殷と2打差の通算16アンダーで並んだミンジ・リー(Minjee Lee、オーストラリア)とチャーリー・ハル(Charley Hull、イングランド)がプレーオフに突入。2ホール目でバーディーを奪ったリーが優勝を果たした。

 日本勢は笹生優花(Yuka Saso)が通算11アンダーで5位タイ、畑岡奈紗(Nasa Hataoka)が通算8アンダーで16位タイに入った。

 世界ランク1位の選手が交代するのは今年に入って5度目で、これまでにリディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)、リリア・ブ(Lilia Vu、米国)、ネリー・コルダ(Nelly Korda、米国)、高眞榮(Ko Jin-young、コ・ジンヨン、韓国)が頂点に立っている。(c)AFP