【9月10日 AFP】第80回ベネチア国際映画祭(Venice International Film Festival)で9日、ギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos)監督作品『哀れなるものたち(Poor Things)』が最高賞の金獅子(Golden Lion)賞を受賞した。

『哀れなるものたち』は、天才外科医によってよみがえった若い女性ベラが時代の偏見から解き放たれ、平等と解放を通じて成長を遂げる物語だ。エマ・ストーン(Emma Stone)がベラを演じた。

 ハリウッドのストライキの影響でエマ・ストーンは授賞式を欠席した。ランティモス監督は、作品は「エマ・ストーンなしにはできなかった」と述べた。

 また濱口竜介(Ryusuke Hamaguchi)監督の映画『悪は存在しない(Evil Does Not Exist)』が審査員大賞の銀獅子(Silver Lion)賞を受賞した。濱口監督は、『ドライブ・マイ・カー(Drive My Car)』で、アカデミー賞(Academy Awards)の国際長編映画賞を受賞している。(c)AFP