【9月6日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2023)は5日、第10ステージ(バリャドリード~バリャドリード、25.8キロ)の個人タイムトライアルが行われ、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のフィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna、イタリア)が27分39秒で優勝した。

 総合争いでは、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)に所属する山岳スペシャリストのセップ・クス(Sepp Kuss、米国)が、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のマルク・ソレル(Marc Soler、スペイン)と26秒差の首位を守った。

 総合連覇を狙うスダール・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)は、優勝した世界選手権大会(2023 UCI Cycling World Championships)ではガンナに勝利したが、この日は16秒差の2位でフィニッシュした。

 それでも、総合順位では首位と1分9秒差の3位に浮上し、ユンボのプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)との差を27秒、同じくユンボのヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)との差を1分以上に広げた。(c)AFP