【9月6日 AFP】ブラジル南部でこのほど、温帯低気圧によって引き起こされた洪水で少なくとも21人が死亡した。当局が5日、明らかにした。7日から雨脚が再び強まる見通しで、さらなる被害が懸念されている。

 リオグランデドスル(Rio Grande do Sul)州のエドゥアルド・レイテ(Eduardo Leite)知事は記者会見で、人口5000人の小さな町ムチュムで新たに15人の死亡が確認され、これまでの犠牲者は計21人になったと語った。

 ムチュムのマテウス・トロージャン町長は地元ラジオに対し、「行方不明者がおり、死者はさらに増える可能性がある」と話した。

 同州当局者によると、風雨は4日以降、勢いを増し、州内では6000人近くが避難を余儀なくされている。24時間足らずの間に激しいひょうや300ミリ超の降雨に見舞われ、洪水や土砂災害が発生したという。(c)AFP