【9月5日 AFP】キューバの外務省は4日、ロシアによるウクライナ侵攻に参加させるためにキューバ人を勧誘している人身売買ネットワークを特定したと発表した。

 発表によると、政府は「ウクライナでの軍事作戦に関与する部隊にキューバ人を入れるため、ロシアで活動する人身売買ネットワークの解体」に取り組んでいる。こうしたネットワークは、「ロシア在住のキューバ人だけではなく、キューバに暮らす人」も勧誘しているという。

 政府はまた、人身売買に関与した容疑者らに対する起訴手続きも開始したとしている。

 同省は、「キューバはウクライナでの戦争に参加していない」と強調。「いかなる形であっても、他国に対して武器を使わせたり、傭兵(ようへい)にさせたりする目的でキューバ人の人身売買に関わった者」に対する取り締まりを続けると述べた。

 ロシア政府はこれまでのところ、反応を示していない。(c)AFP