【9月5日 AFP】米政府は4日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記がロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と近く会談し、ウクライナ侵攻用の武器供与について協議する見通しだとの見解を示した。

 ホワイトハウス(White House)は先週、ロシアが北朝鮮と水面下で活発に接触し、武器弾薬や物資の供与に向けた交渉を進めていると警告していた。

 米国家安全保障会議(NSC)のエイドリアン・ワトソン(Adrienne Watson)報道官は「既に報告したように、両国は武器交渉を活発化させている」とした上で、「金正恩氏が首脳レベルの外交を含めた協議継続を望んでいるとの情報を得ている」と明らかにした。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によれば、金氏は今月中に北朝鮮から近いロシア太平洋岸のウラジオストク(Vladivostok)を訪れ、プーチン氏に会う見通し。モスクワに向かう可能性もあるが、不透明だという。(c)AFP