【9月3日 AFP】1977年のヒット曲「魅惑のマルガリータヴィル(Margaritaville)」で知られる米シンガーソングライターのジミー・バフェット(Jimmy Buffett)さんが1日、死去した。76歳。公式サイトで公表された。

 死因は明らかにされていない。

 サイトには「ジミーは9月1日夜、家族や友人、音楽と犬に見守られながら安らかに息を引き取った」「彼は最期の瞬間まで歌のような生涯を送った。数え切れないほど多くの人が別れを惜しむだろう」と書かれている。

 飲み物片手にビーチで過ごす様子を歌った「魅惑のマルガリータヴィル」は、ビルボード(Billboard)チャートに22週連続でランクインし、数十年にわたるキャリアとビジネス帝国の立ち上げに寄与した。

 1946年12月25日にミシシッピ州で生まれ、アラバマ州で育った。大学在学時にギターを弾き始め、ニューオーリンズ(New Orleans)の路上やクラブで演奏するようになった。

 旧知の仲のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は、バフェットさんを「楽園の詩人」とたたえ、「ジミーは愛する人々や地元、希望の兆しなど、人生における単純なことがどれほど重要か思い起こさせてくれた」と追悼した。

 追悼の声は、エルトン・ジョン(Elton John)やサミー・ヘイガー(Sammy Hagar)、オーク・リッジ・ボーイズ(Oak Ridge Boys)ら大物ミュージシャンからも寄せられた。

 公式サイトによると、バフェットさんは今年、新曲のリリースを予定していた。(c)AFP