【8月31日 AFP】中央アジアのキルギスは30日、中国系動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」の利用を禁止する計画を発表した。子どもが「中毒」になり、メンタルヘルスに影響する懸念があるためとしている。

 文化・情報・スポーツ・青年政策省は声明で、ティックトックの「有害な影響」を懸念する声が複数の団体から寄せられていたと説明した。

「ティックトックは、利用者を短い動画の仮想世界にのめり込ませることが指摘されている。10代の利用者は閲覧後、特定の動画を繰り返し再生しようとするが、中には生命を脅かす内容のものもある」としている。

 さらに、ティックトックが「子どもたちの健康と発達に有害」だとされる投稿に対する制限を怠ったと非難した。

 AFPはティックトックにコメントを求めたが、回答は得られていない。

 ティックトックをめぐっては、データ規則違反などにより、インドなど複数の国で禁止されている。(c)AFP