【8月31日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)は30日、1次ラウンドの試合が各地で行われ、グループBの中国がプエルトリコに敗れて勝ち上がりを逃した。一方、米国やセルビア、スペイン、スロベニアは3連勝で2次ラウンドに進んだ。

 2連敗を喫していた中国は、同グループの他の試合の結果によっては2次ラウンド進出の可能性もあったが、序盤からプエルトリコに圧倒されて89‐107で敗れた。

 今大会のアジア最上位チームには来年のパリ五輪出場権が与えられるが、中国にはまだそのチャンスが残されている。日本が1勝を挙げている中、バスケットが国民的な関心を集めている中国に加え、フィリピン、ヨルダン、イラン、レバノンは0勝となっている。

 プエルトリコは同組2位に入り、この日南スーダンを115‐83で退けた首位セルビアとともに突破を決めた。

 米国は110‐62でヨルダンに圧勝し、グループC首位通過を決めた。米プロバスケットボール協会(NBA)のミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)に所属するアンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)が、22得点8リバウンド4アシストと攻守にわたって活躍した。ギリシャは、勝ったチームが勝ち抜けとなるニュージーランドとの一戦で83‐74の逆転勝ちを収めて、同組2位に入った。一時は15点差をつけられていたギリシャはハーフタイム後にギアを入れ替え、後半はニュージーランドを31点に抑え込んだ。

 グループFのスロベニアはルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)がトリプルダブルに迫る活躍を見せ、92‐77でカーボベルデに勝利した。NBAのダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)でプレーするドンチッチは19得点7リバウンド9アシストを記録し、チームの3連勝に貢献した。同組ではベネズエラを70‐59で下したジョージアが2位に入った。

 グループGの前回王者スペインは85‐65でイランを退け、コートジボワールに89‐77で勝利したブラジルとともに2次ラウンド進出を決めている。(c)AFP