【8月31日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2023)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第7シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は5‐7、7‐6(7‐2)、7‐6(7‐5)、6‐7(6‐8)、3‐6で予選勝者のドミニク・シュトリッカー(Dominic Stricker、スイス)に敗れた。

 これまでフラッシング・メドウズ(Flushing Meadows、全米オープン)で3回戦より先に勝ち上がったことのないチチパスは、世界128位のシュトリッカーを相手に4時間4分の試合の末に敗れた。

 今月初めにコーチングチームの体制を変更し、マーク・フィリプーシス(Mark Philippoussis)氏を復帰させて、コーチを務めていた父親のアポストロス(Apostolos Tsitsipas)氏に「休暇」を与えていたチチパスにとっては、またも失望のニューヨークでの大会となった。

 惨めな結果が続いている中でチチパスは、新コーチングチームを責めることはせず、敗戦の責任は自分にあると語った。

 チチパスは「チームの誰かを決して責めるべきではない。コート上のすべては自分のコントロール下、自分の才能の下にあって、自分のプレーの仕方はコートの上で見せるものだ。結果を出せていないのなら、自分がうまくやれていないということだ」と述べた。

 チチパスは1セットアップの第4セットでゲームカウント5‐3としてサービングフォーザマッチを迎えていたが、ここでブレークされて持ち込まれたタイブレークも落とし、最終セットでシュトリッカーに勝利を譲った。

 サービングフォーザマッチでブレークされたのは初めてだったというチチパスは「今までなかったことだ。いつもの自分は精神的にもっとタフで、巻き返すことでそれを示してきたが、今日はそうではなかった。その後も立ち直れなかった」と振り返った。(c)AFP