【8月30日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2023)は29日、第4ステージ(アンドララベリャ~タラゴナ、184.6キロ)が行われ、アルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin–Deceuninck)のカーデン・グローブス(Kaden Groves、オーストラリア)が集団スプリントを制してステージ優勝を飾った。

 今大会は悪天候、さらにはスダール・クイックステップ(Soudal Quick-Step)の前回王者レムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)と観客との衝突などトラブルが続いているが、この日は大量のエンジンオイルをコースにまき、レースを妨害しようとしていた4人がステージ前に逮捕される出来事があった。

 その中で、グローブスは最初に仕掛けたUTE(UAE TEAM EMIRATES)のフアン・セバスティアン・モラノ(Juan Sebastian Molano、コロンビア)を抜き去り、ステージを制した。

 総合争いでは、エベネプールがモビスター・チーム(Movistar Team)のエンリク・マス(Enric Mas、スペイン)と5秒差のトップを維持。ツール・ド・フランス(Tour de France 2023)で連覇を飾ったチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)は31秒差の4位につけている。(c)AFP