【8月28日 AFP】23F1第14戦オランダGP(Dutch Grand Prix 2023)は27日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)の最長記録に並ぶGP9連勝を達成した。

 突然の大雨に見舞われ、赤旗も振られる混乱した展開の中で、フェルスタッペンは序盤に一時トップを明け渡す場面もあったが、母国で格別な勝利を飾った。これで今季13戦中11勝目で、年間2位につけるチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)との差は138ポイントに開いている。

 オランダGPでは、これで2021年のカレンダー復帰から3年連続のポールトゥウィン。レース後には「素晴らしい仕事ができた。天候のせいで簡単ではなかった」とコメントし、「信じられないほど誇らしいし、スタートで国歌を聞いたときは鳥肌が立った」と話すと、歓声を上げるオレンジ色のファンの軍団に「悪天候と雨の中でもファンが応援してくれて、素晴らしい雰囲気になった」と感謝した。

 今回も圧巻の速さを見せたレッドブルは、これで昨季最終戦のアブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2022)から続く連勝を14レースに伸ばしている。

 アストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が2位、アルピーヌ(Alpine)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が3位表彰台に入った。ペレスは4位だった。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は15位だった。(c)AFP/Nick REEVES