【8月27日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2023)が26日、第1ステージのチームタイムトライアル(バルセロナ~バルセロナ、14.8キロ)で開幕し、チームDSM・フィルメニッヒ(Team DSM Firmenich)がステージを制した。

 激しい雨の中でDSMは驚きの開幕ステージ優勝を飾り、先頭でフィニッシュしたロレンツォ・ミレージ(Lorenzo Milesi、イタリア)が今大会1人目のマイヨ・ロホ(レッドジャージー)着用者となった。

 昨年王者レムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)を擁するスダール・クイックステップ(Soudal Quick-Step)は4位となり、エベネプールはレース終了後、遅い時間のスタートと周囲の暗さに不満がある様子を見せた。

 ブエルタ総合3連覇の実績を誇るプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)と、ツール・ド・フランス(Tour de France)で連覇を飾ったヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)という、総合の優勝候補二人が所属するチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)は、まさかの苦戦を強いられ、DSMから32秒遅れの11位でフィニッシュした。

 ブエルタは今回が78回目の開催で、全21ステージ、総距離3153.8キロの戦いを経て、9月17日にマドリードで閉幕を迎える。(c)AFP