【8月25日 AFP】サウジアラビアのメッカ(Mecca)を22日、猛烈な嵐が襲った。負傷者は報告されていない。

 同日夜には、フェアモント・マッカ・クロック・ロイヤル・タワー・ホテル(Fairmont Makkah Clock Royal Tower Hotel)に落雷があったほか、23日には市内の一部の学校が休校となった。

 国立気象センター(NCM)はAFPに対し、最大瞬間風速は22メートルを超えたと説明した。また同センターはX(旧ツイッター〈Twitter〉)に、アルカッキヤ(Al-Kakkiyah)地区では24時間の降水量が45ミリを記録したと投稿した。

 住民の男性はAFPに対し、たばこを買いに出掛けたところ「車のコントロールを急に失った。何も見えなくなったので(イスラム教の聖典)コーラン(Koran)をラジオで聞いた。何が起きているのか分からなかった」と語った。

 AFPの映像には、聖モスク(Grand Mosque)の外で巡礼者が強風にあおられ転倒したり、人員整理用のフェンスが地面を滑ったりする様子が捉えられていた。(c)AFP