【8月24日 AFP】中米ニカラグアの動物園で先月、これまでに数頭しか確認されていないアルビノ(先天性色素欠乏症)のピューマが生まれた。動物園によると、まだ一般公開されていない。

 アルビノの個体は雄で、首都マナグアの東方約140キロのチョンタレス(Chontales)県フイガルパ(Juigalpa)にあるトーマス・ベルト動物園(Thomas Belt Zoo)で生まれた。

 獣医師は「母子ともに健康な状態を維持するため、園としてできる限りのことをしている」とAFPに話した。赤ちゃんは健康だという。

 ピューマの赤ちゃんは通常、薄茶もしくは赤みがかった毛色に黒い斑点がある。アルビノがピューマで見られるのはまれで、世界でもこれまでにほぼ確認されていない。

 動物園では飼育員も接触をさけており、赤ちゃんは飼育施設の中で母親と一緒に過ごしている。今後2か月以内に、獣医師による診断を行いたいという。(c)AFP