【8月24日 AFP】イタリアのジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)首相(46)は23日に公開されたインタビューで、外国への公式訪問に可能な限り娘のジネーブラちゃん(6)を連れて行っていると明かし、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領ら世界の指導者からも歓迎されていると語った。

 メローニ氏は伊ゴシップ誌「Chi」の最新号で、首相に就任してからどのように生活が変わったかについて語る中で、ジネーブラちゃんを連れての外遊について語った。

 7月の訪米では、バイデン氏が親切にもジネーブラちゃんもホワイトハウス(White House)に招いてくれ、前回の欧州連合(EU)首脳会議では、ジネーブラちゃんはシャルル・ミシェル(Charles Michel)欧州理事会議長(EU大統領)の娘と一緒に遊んだ。

 また、昨年11月にインドネシア・バリ(Bali)島で行われた20か国・地域首脳会議(G20サミット)では、岸田文雄(Fumio Kishida)首相やインドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相をはじめとする多くの指導者が、行く先々でジネーブラちゃんを気遣ってくれたという。

 メローニ氏は「結局のところ、私たちはみな同じ問題を抱えている」「父親も母親もあまりにも長い間、子どもと離れざるを得ず、そうした時間を補うため、あるいはできる限り少なくするためにベストを尽くそうとしている」と指摘。

「だからこそ、私は可能な限りジネーブラを連れて行く。少しでも多くの時間を一緒に過ごすためでもあり、娘に新しい経験をさせるためでもある。娘がそばにいると、強くなれる気がする」と語った。

 極右政党「イタリアの同胞(FDI)」の党首を務めるメローニ氏は、「キリスト教徒の母親」を自認し、伝統的な家族の価値観重視を掲げて昨年9月の総選挙に勝利し、女性として初めてイタリア首相に就任した。

 ジネーブラちゃんは、メローニ氏とパートナーでテレビジャーナリストのアンドレア・ジャンブルーノ(Andrea Giambruno)さんとの間に生まれた。(c)AFP